守りと攻めの両面から
個人と組織の健康を一体的に実現する

シリーズ対談「人材戦略と健康経営」 第3回:中外製薬
守りと攻めの両面から個人と組織の健康を一体的に実現するアドバンテッジ リスク マネジメント
代表取締役社長 鳥越慎二氏

鳥越:御社は「ホワイト500(健康経営優良法人)」の認定を取得される以前から、独自の施策としてがん治療と仕事の両立支援、メンタルヘルス不調からの復職支援に全社的に取り組んでおられます。これは日本企業全体を見渡しても、非常に画期的なことだと思います。

上野:がんは、日本人の2人に1人が罹患し、3人に1人が亡くなるといわれる社会的な問題です。当社は、製商品売り上げの約43%をがん領域が占めています。国内におけるがん領域のリーディングカンパニーとして、従業員が安心して治療と仕事を両立できるよう就労支援すること、ならびに早期発見できるよう、がん検診受診率の向上を図ることは、社会的なミッションであると考えています。

 また、メンタルヘルスの不調による 休業者の復職支援については、産業医、看護職、心理職、衛生管理職などの産業保健スタッフと、人事担当者および職場の管理監督者が連携しながら、従業員一人ひとりに適したプログラムを 実施しており、復職後の出社継続率も改善しています。

 こうしたがん治療やメンタルヘルス対策にとって必要な業務調整や配置転換などの就業上の措置は、人事部門がサポートします。また、メンタルヘルス不調やハラスメントなどの問題を予防するための「組織開発研修(チームコーチング)」は健康管理部門と人事部門が一緒になって実施しています。当社の取り組みの特徴は、このように関係する部門が連携して、サポート体制を築いている点にあります。

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