「グロービス学び放題」は定額制のオンライン動画学習サービス。「時間がないけれど、手軽に学びたい」というビジネスパーソンのニーズに応えたもので、“人生100年時代”を生き抜くための学習ツールとして、今、注目を集めている。同サービスの考案者でプロダクトリーダーを務める鳥潟幸志氏に、開発の背景とコンテンツの特徴を聞いた。
鳥潟幸志 プロダクトリーダー
ビジネススクールで有名なグロービス。2016年8月にスタートしたオンライン動画学習サービス「グロービス学び放題」には、グロービスが設立以来四半世紀にわたって積み上げてきた、ビジネスナレッジが凝縮されている。
動画本数は2000本以上、200以上の学習コースが用意され、ビジネスの基本から実践知までを、幅広く体系的に学ぶことができる。スマホアプリでダウンロードしておけば、移動中の隙間時間でも通信料を気にせずオフラインで学習することが可能だ。
プロダクトリーダーの鳥潟幸志氏は、開発の背景をこう語る。
「人生100年時代と言われますが、それはすなわち働く時間が延びることを意味します。ポジティブに考えれば長く働けるともいえますが、ネガティブに考えれば経済的に長く働かざるを得ない。19世紀や20世紀と違い、現代は急速なテクノロジーシフトが進んでいます。今後10〜20年で47%の仕事がテクノロジーで自動化される、という大胆な予測が英オックスフォード大学のオズボーン准教授から発表されているほどです。
そのような時代、自分の職業や専門性が、そのままいつまでも通用するとは考えにくい。長期的なスパンで自分のキャリアを主体的に変革していく必要があり、そのためには学び続ける必要があります。『グロービス学び放題』は、そのための学習ツールなのです」
どれほど時代が変わっても、根底にあるビジネスの原理原則は変わらない。それを理解しておけば、自らの職業や専門性を、新たなビジネスに結びつけることができる。「グロービス学び放題」が提供するのは、つまり普遍的なビジネスの原理原則なのだ。