40代管理職のための「グロービス学び放題」の利用法
「グロービス学び放題」には、ただ視聴するだけでなく、多様な利用の仕方がある。
たとえば40代の管理職の場合、まず辞書的な活用がある。ある課題があり、それを自らの経験からは解決できないとき、キーワードを入力すると関連する動画が紹介され、ピンポイントで解決に導いてくれる。ベーシックなビジネススキルで、今さら誰かに聞くわけにもいかず、本を読んだりセミナーに出席する時間がない時は、大いに役立つ。
さらに役員会議などでプレゼンを行う場合、関連する項目のトレンドやフレームワークをしっかり学んでおくと、多方面から“球”が飛んできても打ち返すことができる。事案に対する理解度が評価されれば、よりステップアップした議論が実現する。提案に根拠がないと言われがちなら、演繹的/帰納的思考を学んで根拠を積み上げるという方法もある。
もう一つは、部下の指導の際に利用するという方法だ。何か指導を行うとき、動画を見せて共通言語をつくり、その裏側にある背景や考え方を学ばせることで、部下は同じフレームワークを持ち、自ら考えて行動できるようになる。チーム全体で動画を共有すれば、各々の思考のスピードや判断力が上がり、無駄な議論や会議が減ってチームの生産性は非常に高くなる。実際に、法人が部門単位で契約するケースも多いという。
「意見の通りやすさ、伝わりやすさ、相手の納得感が全然違う」
サービスの提供開始から約2年半、ユーザーからはさまざまなボイスが届いている。
「before/afterで、企画会議などで自分の意見がシンプルに通りやすくなった。フレームワークがあると、意見の通りやすさ、伝わりやすさ、相手の納得感が全然違う」(40代・製造業マネージャー)。「技術畑でやってきて、上層部の人は何を考えているのかと考えていたこともあり、経営や財務的なところにも知識を求め始めた。管理する立場になれば(こうした学びは)絶対に必要だと思う」(60代・元製造業技術者)。「自分の周りのメンバーにもっと勉強してほしかった。勉強していたら周りが“何をしているの?”と聞いてきて、そこから4人が利用を始めた。若い人には、書籍よりもフィットするらしく、薦めやすい」(30代・人材会社マネージャー)。
これらの声に代表されるように、いずれのユーザーもビジネスナレッジ習得の大切さを実感し、実践での効果を評価している。現在、法人・個人を合わせた累計登録IDは7万IDを突破し、利用者は拡大中だ。
「オンライン動画での学びは、どうしても孤独になりがちなので、今後は講師も参加する勉強会や親睦会などのラーニングコミュニティーの充実にも力を入れていきます。また本年度中に、アジアや中国向けのグローバル展開も本格化。コンテンツに関しては、ブロックチェーンやAIなど、進化するテクノロジーが経営にどのような影響を及ぼしていくか、その本質を解説する“テクノベート”科目の充実を図ります」と鳥潟氏。
月々書籍一冊分の料金で、中身の濃いコンテンツを受講できる「グロービス学び放題」は、わずか3分の受講から、新たなキャリアを始められる。