「アナログをシステム化」で
劇的に変化する労務
このシステムは、給与計算や勤怠管理など、社労関連の手続きに必要なデータを保有するシステムともAPI連携し、取り込んだデータを自動計算して申請フォーマットにそのまま入力する機能を備えている。
「社員ごとのデータをその都度呼び出して自動入力するので、いちいちデータを探し、手計算をする手間から解放されます」と渡辺氏はメリットを語る。
さらに優れているのが、100種類以上ある社労関連申請書類のほぼすべてに対応している点である。同様の電子申請システムはほかにもあるが、対応できる書類はせいぜい10種類程度。ここまで幅広いフォーマットを用意しているのは「オフィスステーション」だけだ。
しかも、あらかじめマスタ登録した社員データをもとに、どの書類でも共通項目は自動入力される仕組みである。重複入力の手間が解消され、申請だけでなく、作成に要する時間も大幅に短縮されるはずだ。
クラウドベースなので導入・運用コストが低く、書類や手続きの方法などが改正されても、すぐに対応するシステムに更新されるのもメリットだ。
誰にでも使えるシステムを目指して、シンプルな操作性にもこだわっている。担当者の高齢化とともに、属人化された労務管理をどうやって引き継ぐかという課題を抱えている企業は多いが、このシステムを導入するだけで、スムーズな業務の移行と共有化が実現しそうだ。
渡辺氏は、「『働き方改革』の進展とともに、労務関連の仕事は今後ますます複雑化することが予想されています。手間のかかる社労手続きに時間を取られてしまうと、複雑化するほかの業務に支障を来すことになりかねません。その意味でも労務手続きをスムーズにすることは働きやすい企業作りに直結します」と語る。
「オフィスステーション」は、それを支援する頼もしいソリューションだと言えそうだ。
株式会社エフアンドエム オフィスステーション事業本部 https://www.officestation.jp/