腕元を引き締め、さり気なく個性を主張する。
ブラック・ウオッチは、ビジネスに効く。

独自の技術で品質と量産性を両立する
セラミックウオッチのパイオニア

腕元を引き締め、さり気なく個性を主張する。ブラック・ウオッチは、ビジネスに効く。左上/ブラック・ハイテクセラミックスのフィードストック。右上/金型から取り出されたケース。金型内で稼働する工具でリューズを通す穴なども同時に加工され、量産性をより高める。左下/成型後は自動で運ばれ、60度のアルコールに長時間漬け、結合剤を完全に除去する。右下/12本のヒーターが1200度を保ち、焼き固める

 1986年、黒いハイテクセラミックスを時計の外装に初めて採用したラドーは、ブラック・ウオッチの先駆者である。同時に時計界におけるセラミック使いのパイオニアとして、その成型技術を長く研さんしてきた。原料は、酸化ジルコニウムの微粉末。それに樹脂系の結合剤を混ぜてフィードストックと呼ばれる粒状にし、金型成型するのは他社も同じだ。しかしほとんどの会社がフィードストックを粒のまま金型へ高圧プレスで射こむのに対し、ラドーは熱を加えるとペースト状になる結合剤を開発。細いノズルから射出でき、金型の隅々にまでフィードストックを行き渡らせる技術を確立した。この射出成形によってより複雑な形状が得られるようになり、他社のセラミックケースでは不可欠な、ムーブメントを固定するメタルパーツが不要に。結果、セラミックが元来持つ“軽量”という長所が存分に生きた良好な装着感がかなえられた。さらに射出による金型成型は、量産性にも長ける。ここまで紹介してきたラドーのハイテクセラミックス・ウオッチが、高品質でありながらも現実的な価格であるゆえんだ。1200度の高温で焼き固められた黒いケースは、丸2日間かけて入念に磨かれる。輝くような黒も、ハイテクセラミックスならではの魅力。ダイヤモンドに次ぐ硬さを持ち、輝きは永遠に保たれる。

●問い合わせ先
https://www.rado.com/int_ja
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