社宅の満足度は、
異動後の働くモチベーションにも影響
社宅管理業務は、特に借り上げ社宅の場合、とても煩雑になる。不案内な土地での部屋探しに始まって、契約金など諸費用の支払いを含む新規契約業務、契約期間の期日管理をしながらの更新契約業務、敷金の適正な精算を含む解約精算業務、さらに家賃などの定時支払いや、支払調書の作成業務などが発生するのだ。
タイセイ・ハウジーでは、これらの業務をワンストップで解決する社宅管理業務代行システム〈ANSWER〉を開発、管理運用システムとして企業に提供している。
「当社の強みは、企業の代理となって社宅となる物件を探す“入り口”からサポートする点にあります。人事戦略上、企業にとって異動は必須の活動ですが、地方に異動となると悩むのが住居の選択です。当社では、全国に50の直営営業所と賃貸不動産会社約1800社のネットワークがあり、その地域を知り尽くした担当者が、企業の社宅適用基準や社員の希望に沿って、物件を迅速に探し出します。社宅の満足度は、異動後に働くモチベーションにも大きく影響するため、良質な物件を提供することは重要なのです」(髙橋社長)
さらに同社では、総合不動産業として社内にあらゆる専門部署を有している強みを生かし、入居中のクレーム対応から、メンテナンス処理、退去後のリフォーム、入居中のデータ管理など、専門性が求められる業務をトータルで対応する。
「社宅管理のアウトソーシングのメリットは、社員満足度の向上はもちろんのこと、社宅管理コストの削減と、業務効率の向上が実現し、企業の担当者が本来のコア業務に集中できることにあります。数字でいえば、90%以上の業務の削減が可能になります。自社で全てをやろうとした場合、仮に借り上げ社宅が3000室あれば、3000の家主さんに家賃の支払いが個別に発生します。〈ANSWER〉ならば、送金先は弊社一本だけ。それだけでも大きく違います」(髙橋社長)