廃棄物ゼロ社会実現に向けて
清涼飲料のリーディングカンパニー
環境目標を上方修正

日本でのPETボトル回収率は98%以上

 回収(Collect)では、コカ・コーラシステムが国内で販売した量と同じ量の容器を回収するという目標を掲げている。PETボトルリサイクル協議会(2017年度)の調べによると、日本でのPETボトルの回収率は92.2%と米欧諸国と比較しても断然高く(下表参照)、可燃物などに含まれて回収されている分を加えると、その回収率は98%以上(*2)と推計される。日本コカ・コーラでは今年5月、残りの1~2%の流出原因を突き止めるために、国内初の大規模調査を日本財団とともに開始した。

(*2)日本コカ·コーラ調べ
廃棄物ゼロ社会実現に向けて清涼飲料のリーディングカンパニー環境目標を上方修正出典:PETボトルリサイクル推進協議会

 パートナー(Partner)の項目では、設計や回収の取り組みを、消費者や行政、業界団体、リサイクルの協力企業とともに進め、PETボトルなどの回収・リサイクル率をさらに高めて維持していくことをうたっている。

 すでにその取り組みは実行されており、日本コカ·コーラとセブン&アイ・ホールディングスでは、今年6月から店頭で回収したPETボトルを100%使用し、「一(はじめ)緑茶 一日一本」をリニューアル発売。「ボトルtoボトル」によるPETボトルの完全循環を実現させている。

 特定の流通グループの店頭で回収したPETボトルを原材料としたリサイクルPETボトルで商品を作り、再び同一の流通グループで販売する取り組みは世界に先駆けて行われているものだ。

廃棄物ゼロ社会実現に向けて清涼飲料のリーディングカンパニー環境目標を上方修正
新着
業界
学び
特集
書籍
業界
製造業 銀行・証券・金融 保険 建設・不動産 コンサル・士業 商社 運輸・物流 IT・通信 AI・テクノロジー エネルギー 医療・製薬 食品・農業 小売・外食 サービス・エンタメ メディア・広告 スタートアップ・新規事業 教育 財閥・学閥 予測・分析
学び
経営・戦略 マネジメント ビジネス課題 ビジネススキル 営業・マーケティング マネー・投資 相続・節税 年金 キャリア・働き方 受験・子育て 教養