資源循環利用のモデルケースを世界に示す
新たな目標の設定について、日本コカ・コーラのホルヘ・ガルドゥニョ代表取締役社長は、「日本のコカ・コーラシステムの『廃棄物ゼロ社会』への決意を改めて示すもの」とした上で、「プラスチック資源循環利用のモデルケースとして、世界に示すべき先進的なものであると確信しています。私たちは今後も業界におけるリーダーシップを発揮してまいります」と力強く語る。
「容器の2030年ビジョン」が実現されると、全てのPETボトルがリサイクルPETまたは植物由来のPET樹脂に切り替えられて、新たな化石燃料の使用がゼロとなる。製品1本あたりのPET樹脂の使用量は35%削減、そして、日本国内で販売した製品と同等量の容器が回収されるという、まさに理想の形となる。
プラスチックごみの河川や海への流出に国際的な関心が高まる中、コカ・コーラシステムの国内における意欲的な取り組みは、他の業界にも影響を与えそうだ。
目標と取り組みは、「日本コカ・コーラ サスティナビリティレポート 2019」に掲載されている。