何がスゴイの?
正社員採用と研修で優秀な人材を育てる
同社の派遣人材は建設技術者が5000人以上、エンジニアが2500人以上と多く、年間採用人数も業界ナンバー1。より多くの需要に応えられるように、女性人材の採用にも力を入れている。
他の派遣会社との大きな違いは、派遣する人材をすべて正社員として採用していることだ。
安定雇用によってモチベーションを高める一方、現場で必要な知識・技術をしっかり学んでもらうことで、やる気と能力を兼ね備えた人材を育成。即戦力として活躍してくれるため、顧客企業からの信頼は厚い。その結果、建設業界向け派遣人材の稼働率は98%、契約継続率は91%と高い水準を実現している。
派遣する人材の平均年齢が20代と若いことも同社の強みだ。
日本の建設現場では人材の高齢化が進み、20代は1割程度と圧倒的に不足している。とくに同社が派遣する施工管理技術者は若手の確保が難しく、同社が派遣する人材へのニーズは高い。
競合する派遣会社は30〜40代の人材が多いので、圧倒的な競争力を備えていると言える。
また夢真ホールディングスは、18年度第3四半期の営業利益率が17.2%と高い収益力を実現している。これは派遣業界の中ではトップクラスの水準だ。
単価が高いマネジメント職の派遣が中心であることに加え、人事部門ではなく、建設工事事務所の所長など、現場のニーズに沿った条件を受け入れてくれる決定権者と直接契約を交わしていることなどが高収益に結びついている。
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いろいろな商品と交換できるポイント制株主優待制度を導入
夢真ホールディングスは、18年9月に「プレミアム優待倶楽部」という新たな株主優待制度を導入した。持ち株数や保有期間に応じて付与されるポイントが、全国各地の旬の味覚やこだわりの逸品、旅行、最新家電などと交換できる仕組みである。
「おかげさまで非常に好評で、株主さまとのコミュニケーションにもひと役買っています」と佐藤社長。「プレミアム優待倶楽部」には株主とメッセージをやり取りできる仕組みもあり、「より身近に感じられるようになった」「経営方針に共感するので頑張ってほしい」といった応援メッセージが多数届いているという。
※ポイントは次年度へ繰越すことができる(1回のみ)。ポイントを繰越す場合、9月末日の株主名簿に同一の株主番号で記載されていることが条件になる。
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