UACJは、古河スカイと住友軽金属工業というそれぞれ日本のアルミニウム産業を支えてきた歴史ある企業の経営統合により、2013年に誕生したアルミニウムメーカー。その主力となる板事業の製造拠点の一つである福井製造所(福井県坂井市)を経済アナリストの森永卓郎氏が訪問、アルミニウム市場の現状と未来について、UACJの石原美幸社長と語り合った。
(左)UACJ 石原美幸 代表取締役社長 兼 社長執行役員
(右)経済アナリスト 獨協大学経済学部教授 森永卓郎氏
石原社長の案内で製品の「コイル」が並ぶ現場を見た森永氏は「芸術作品!」と絶賛
(右)経済アナリスト 獨協大学経済学部教授 森永卓郎氏
石原社長の案内で製品の「コイル」が並ぶ現場を見た森永氏は「芸術作品!」と絶賛
UACJは、国内はもとより、世界でも数少ないアルミニウム総合メーカー。年間100万トンを超える生産能力(アルミニウム圧延品)は、世界でもトップクラスを誇る。
生産拠点は国内4カ所と北米(米国のローガン工場)と東南アジア(タイのラヨン製造所)に置き「グローバルな供給体制を構築しています」と、石原美幸社長は説明する。
森永氏、アルミニウムの
世界企業の
福井製造所を訪問
同社は世界的に見てもアルミ市場でトップクラスのシェアを誇る企業だが、「BtoBであること、統合した比較的新しい会社であることなどから知名度普及のために尽力し、テレビCMや新聞などに広告を出稿するようになりました」と石原社長は明かす。
「私がUACJを知ったのも広告でした。すぐにPCで検索し、アルミニウム市場は有望産業であるとともに、UACJがアルミの世界的な企業と分かりました」と森永卓郎氏。