一部のプロに限定されていた
不動産ファンドを個人にも提供

不動産投資型クラウドファンディング

メザニンローンという
投資対象

 不動産投資型クラウドファンディングそのものは、2017年の不動産特定共同事業法改正によってインターネットを活用しての契約が可能になったことで、すでに多くの業者が参入している。そのほとんどが、ワンルームマンションなどの小規模な実物不動産を投資対象としているのに対し、同社が提供する主な投資商品は、これまで個人投資家が投資できる機会がほとんどなかった、機関投資家や大手金融機関(シニアレンダー)が投融資する収益不動産に対する「メザニンローン(劣後融資)」への投資だ。

 では、メザニンローンとは何か(スキーム概要図参照)。

 物件を所有するSPC(特別目的会社)である合同会社×××は、株式によるエクイティーファイナンス(出資)で自己資金を調達した後、物件購入のための借り入れを行う。大手金融機関は、投資対象の物件を担保にシニアローンを提供する。将来の不動産価格によっては元本毀損の可能性が高いハイリスク・ハイリターンな「出資」と、担保を取ったローリスク・ローリターンの「シニアローン」の間に位置するのが、メザニンローンである。

 不動産価格が下落した場合は、まず出資の元本が毀損し、それでも不足がある場合に初めてメザニンローンの元本が毀損する。シニアローンより返済順位が低いが、出資よりも優先的に返済が行われるため、ミドルリスク・ミドルリターンの投資といえる。

*証券化の対象となる不動産を保有・管理し、それを担保として資金調達を行う
 

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