大量の情報を簡単な操作でマニュアル化し、共有できる富士通ラーニングメディアの「KnowledgeSh@re」。同サービスには人材育成のノウハウが反映されていると言う。その強みと開発の背景について聞いた。
富士通ラーニングメディアの青山昌裕代表取締役社長(右)と、ナレッジプラットフォームサービス事業本部コミュニケーションデザイン部の原小百合部長(左)
業務マニュアルは作り方次第で、業務を完遂するだけではなく、企業価値を生み出す人材の育成に貢献する。富士通ラーニングメディアは、2019年10月にクラウド型のマニュアル作成・共有プラットフォーム「KnowledgeSh@re(ナレッジシェア)」をリリースした。同社の青山昌裕代表取締役社長は、ナレッジシェアを「大量の情報を体系的にまとめるのに適したツール」と説明する。
マニュアルと研修のプロが
経験から役立つ機能を搭載
「応用力のある人材とは、業務の目的を理解し、業務の基礎原理を身に付けているもの。その育成には、業務の手順を理解させるだけではなく、体系的に情報をまとめながら、企業のDNAと業務の本質をも伝えるマニュアルが役立ちます」(青山社長)
ナレッジシェアの機能とこれに付随するサービスには、マニュアルや技術資料の作成・翻訳、研修事業に長年携わってきた同社の知見と経験が十二分に生かされている。