最大5段階のセキュリティー構造と
プライバシーと快適性が確保された個室空間

 具体的に“ヒューマン・ファースト”のコンセプトは、どのように「H1O」のオフィス環境に落とし込まれているのだろうか? 

 特徴的なのは、まず強固なセキュリティーである。入居者の顔(3次元)を活用した最新の生体認証を導入し、建物入り口から個室空間まで最大5段階のセキュリティー構造を実現、スムーズな入館・入室を可能にしながらビジネスの安全・安心を確保している。知的財産や機密情報を扱うことが多い先進スタートアップ企業などにとっては、なくてはならないと言っても良い環境だ。

「PMOでも企業ニーズの高いのがセキュリティー。特に小規模企業の場合、日中は社員が出払ってオフィスが無人になるケースが多く、セキュリティーは重要になります。H1Oでは、打ち合わせなどの訪問客を除いて、共用ラウンジはもとよりトイレやエレベーターホールにも部外者は立ち入ることができません」

最新の生体認証も導入。カード―キーはうっかり忘れて室外に出てしまうこともあるため、そのようなケースも考慮されている最新の生体認証も導入。カード―キーはうっかり忘れて室外に出てしまうこともあるため、そのようなケースも考慮されている

 2つ目の特徴が、セキュアかつフレキシブルな個室空間だ。シェアオフィスなどに見られるガラス張りのオフィスは、開放感があるがプライバシーに欠ける。そこで「H1O」では、あえて遮音性に配慮した落ち着いた個室空間を提供する。1区画の面積は約20平方メートル(7〜9人利用)が最も多く、最小5平方メートル(〜2人)から最大で約20名利用と人数に応じて選択可能だ。また間仕切り壁は可変で、企業成長に合わせて広さの拡張を行える。ちなみに個室空間は全て個別の空調システムを採用、個々の快適な温度設定が可能になっている。

個室空間の利用例。プライバシーと快適性が確保されている。※HlO日本橋小舟町の室内イメージ個室空間の利用例。プライバシーと快適性が確保されている。※H1O日本橋小舟町の室内イメージ

 3つ目の特徴は、Well-beingな環境を提供する、入居者限定の共有ラウンジだ。

「ラウンジは24時間365日利用可能で、個人作業や打ち合わせ、リフレッシュなどさまざまな用途で利用できます。コーヒーマシンやオフィスコンビニなどの各種アメニティーサービスの提供に加え、週1回ヘルシーな朝食の無料提供も予定。集中できる個室空間と開放的なラウンジを行き来することで気分転換ができ、U-10企業(小規模企業)のABW(Activity Based Working)を支援し、生産性の向上に役立ちます」

週に1回朝食サービスを提供したり、ラウンジに健康を意識したスナックを置いたりという取り組みは、 オフィスにいる人が、元気で健康に働けるようにという意識からヘルシーな朝食サービスを提供したり、ラウンジにスナックを置いたりという取り組みは、 オフィスにいる人が快適に、時にはリラックスする時間も持ちながら、いきいきと働けるようにという意識から

 さらに、最新のIoTテクノロジーを導入、空調や照明をデジタルデバイスで遠隔操作できる他、ラウンジやトイレの混雑状況をブラウザ上で確認することができる。

空調や照明のオン/オフを外からスマートフォンで行えるほか、トイレやラウンジの混雑状況もスマートフォンから確認できる空調や照明のオン/オフを外からスマートフォンで行えるほか、トイレやラウンジの混雑状況もスマートフォンから確認できる

 また平日の日中は“有人レセプションサービス”を提供。不在時の郵便物・宅配物受け取りなどの他、来客への対応や会議室への案内などを代行してくれる。

 このように、設立から間もない小規模企業にとっては非常に有益であり、中々自前で整えることができない環境を提供することで、入居者のビジネスの成長を支援してくれる。