互換性の高いオフィスソフトの導入で
ITコストを削減

ライセンス料が抑えられ
ライセンス管理も簡素化

 まず、コスト削減効果から見ていこう。「WPS Office」のライセンスは、民間企業に提供する「WPS Office Professional」、教育機関に提供する「WPS Office Professional アカデミック版」、そして、行政機関に提供する「WPS Office Professional ガバメント版」がある。法人ユーザーはサブスクリプション方式により、常に最新バージョンを利用できる。オフィスソフトを大量導入する企業の場合、担当部署はライセンス管理に多くのリソースを割かなければならなくなるが、「WPS Office」は「一つのシリアルキーで複数ライセンスを一括管理することができます。ライセンスを追加購入しても同じシリアルキーにひも付くので、複雑になりがちな企業のソフトウェア資産管理が簡素化されます」(福田本部長)。

 ライセンス料は「WPS Office Professional 1年版」で1ライセンス4400円(1年間)、1カ月当たり366.6円に抑えられ、IT予算を有効活用できる。浮いた予算で新規購入するパソコンのスペックを上げたり、BCP(事業継続計画)の予算に振り分けたり、他のサービスやソリューション導入に充てたりする企業もあるという。

 

 

 ファイル互換性の面でも、心配はほぼない。「WPS Office」に含まれるのは文書作成、スライド資料作成、表計算というオフィスで最も使われる3種類のソフト。計43種類のファイル形式に対応しているため、高い再現性でファイルを作成・閲覧することができる。

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