国内最大級の
300拠点を目指す

 同社では、H1Tの拠点を20年3月末までに首都圏で23カ所オープンする予定だ。さらに、毎年20拠点のペースで増やしていくと同時に、他の事業者との提携も進める。現在は東京メトロと提携し、同社が展開するキッズスペース併設ワークスペース「room EXPLACE(ルームエクスプレイス)」にもH1Tの予約システムから申し込めるようになっている。将来的には地方にもネットワークを広げて国内最大級の300拠点を目指す。出張の多い企業や地方の企業には利便性が高まりそうだ。

コストパフォーマンスの良さと利便性で働き方の多様化と効率化ニーズに応える

 今後は「H1Tの会員企業向けにイベントやセミナーを定期的に開催し、他企業との交流やビジネスプラン、アイデアの創出もサポートしていきます」というから、ビジネスチャンスやコラボレーションが広がっていく可能性もある。

完全個室のブース席は施錠も可能。仕切りも190cm以上とセキュリティーにも配慮されている完全個室のブース席は施錠も可能。仕切りも190cm以上とセキュリティーにも配慮されている

 社員が各自のワーク・ライフ・バランスに合わせて時間と場所を選べる働き方を、リーズナブルな料金でサポートする野村不動産の「H1T」。首都圏の企業にとっては東京五輪中に想定される混雑や通勤難への対応が喫緊の課題だが、その対策としても有効だろう。

●問い合わせ先
野村不動産株式会社
https://h1t-web.com/