お客様の「変革のパートナー」に
具体的にどういった部分で成長を図っていくのか。いくつか焦点を当てている領域の中で、次の3点が特に重要だと大塚氏は語る。
「一つは『お客様の変革のパートナーとなる』という位置づけです。コンサルティング部隊を中心に、現実的かつ実践的である『リアル』なアプローチを提供、現在と未来の具体像を一緒に描いていきます。米国本社の開発部門などからも相当数の人員が入り、日本の優れた技術を持つお客様と一緒に『日本発』のイノベーションプロジェクトを進めています。
二つ目はパートナー企業との協業のさらなる強化です。コンサルティング事業から変革のプロジェクトをつくって支援をしていくという形態もありますし、パートナー様自身の全国カバレッジを生かしながら一緒に販売促進等を進めることもあります。
三つ目はお客様に高い満足・価値を『ライフサイクル』で届けていくことです。企画の提案をし、契約を結んだら終わりということではなく、そこから構築・導入・運用が始まります。お客様が実際に新しいテクノロジーによるベネフィットを享受できるのは運用が始まってから。スピーディな導入や安定的な運用を担保しながら、提案した価値を提供していくことをライフサイクルと呼んでいます。運用後のサービスサポートというのも非常に重要で、これからも一層強化していきます」
チャレンジできる技術と企業文化
「変革のパートナーになる」、その背景にあるのがデル テクノロジーズの広範で高い技術力と、それを活かし新しい技術を創り出す企業文化だ。
デル テクノロジーズは、それぞれ高い技術力と知名度を誇る7つのブランドを擁している。「パソコンからネットワーク、サーバー、ストレージ、仮想化、自動化、セキュリティ等、デジタル変革を支えるインフラストラクチャーというポートフォリオ的には業界随一だと思います」と大塚氏は胸を張る。
このブランドファミリーの広範な製品・サービス群を組み合わせて、顧客の変革やニーズに本当に役立つ提案ができるのがデル テクノロジーズの強みだ。それが顧客の満足度の向上に資することはもちろんだが、提案する社員にとっても活躍の場が広がり、貢献を実感できることにつながる。

大塚氏はデル テクノロジーズを料理人にたとえ、「新鮮でよい具材がたくさんあります。われわれはそれを使って、お客様に最高の料理を提供する任務を担っています。ですから料理人は腕を磨き、かつ協調し、お客様に本当に喜んでいただけるような料理を作り上げてお出しするのです」と表現する。