「求人情報を出しても反応が少ない」「お金をかけても思うように応募がこない」。そんな悩みを抱えている採用担当者は実に多い。そんな中、今人気を博している採用方法がある。20万社が利用する採用支援ツール「engage」（エンゲージ）とは何か？ エン・ジャパンの新しい採用方法の人気の理由を探る。
1月には、TVCMを大規模に実施。認知度をさらに高めた拡大画像表示
「20万社にご利用いただいている今も、『本当に無料なのですか?』『請求書が急に届いたりしませんか?』『こんなに使えて無料とは不思議でしょうがない』という声をいただきます」と語るのは、エン・ジャパン デジタルプロダクト開発本部の寺田輝之本部長だ。
0円から求人できる採用支援ツール「engage」（エンゲージ）は、開始とともに口コミで広がり、一気に人気サービスとなった。採用ホームページ（HP）が作成でき、IndeedやLINEキャリアにも求人情報を提供できるほか、採用に必要なサービスが無料で利用できる。「企業さまのご要望に応じて、有料オプションも用意はしていますが、今後も基本的な利用は無料です。安心して使ってください」と寺田本部長は語る。
「engage」の導入企業はIT系はもちろん、官公庁、NPO、飲食業や農業と幅広い業種で利用されており、小店舗や地方の利用企業が増えている。求人職種も、事務系や営業をはじめ、エンジニアや保育士、医療系など幅広い。雇用形態も、中途・アルバイト採用・新卒まで広がる。採用成功例には、不動産、テレビ制作会社、カフェ、フィットネススタジオ、有名ラーメン店などが並び、新日本プロレスのレポートも掲載されている。
「歴史的に見て、求人サービスには料金面や掲載の情報量に制限がありました。予算の制約などで、募集を公にすることすらできない状況もあったと思います」（寺田本部長）。こうした求人にまつわる課題や悩みに「無料」「求人数無制限」というキーワードでアプローチしたことも、人気の要因であることは間違いない。しかし、それだけでは説明がつかないほどの広がりを見せている「engage」。その理由は何か？
