データドリブンツールの導入で
経営のスピードが段違いに上がる

赤字続きのダメ会社を超優良企業に変えた毎朝30分の「儲かる整頓」とは?

――データドリブンのお話が出ましたが、今後の武蔵野のバージョンアップ戦略である「データドリブン経営」についてお聞かせください。

 昨年の2月からグーグルが開発したデータドリブンのツールを使い始めました。これは衝撃です。経営のスピードが段違いに上がる。細かいデータを分析して、いろんなことができるようになる。

 例えば、お客さま別の対前年比の商品別の売り上げを一覧にできます。しかもデータはほぼリアルタイム、15分ごとに読み込んで更新する。これまでは、月ごとにデータを締めてそれを見て、今月はどうだったと言っていましたがそれでは遅いんです。キャンペーンでどのくらい集客できたか、どのチームが成績がいいのかなども一目瞭然です。

 売り上げは多いが、実はクレームも多い社員というのもいて、以前は売り上げだけで営業成績がいいと思われていた。でもデータをつなげて見ると、本当はクレーム対応の費用が発生しているから赤字社員だということが分かる。担当者はこういうデータを毎日見ています。

 従来は1つの項目についてシステムを組むだけで、最低でも250万円くらいかかりましたが、これは、グーグルのプラットフォームを利用して当社の社員が自分たちで作ったデータです。それが100本くらいある。アクションの速さが全然違ってきますね。今後、データドリブン経営を導入しない企業は、絶対勝てないでしょう。

 

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