独自開発した節水装置で高いコスト削減効果を実現し、取引先を開拓してきたアクアリンク。その節水効果を維持するフィールドサポートも好評だ。今後は「コスト削減」と「環境(水)問題」の両面からの提案型営業を目指す。ウルトラファインバブル(微細な気泡)を活用した環境に優しい節水装置も近々発売する予定だ。

アクアリンク
営業統括本部
日中恒介ゼネラルマネージャー

 アクアリンクの「ワンストップ節水システム」は、大規模な設備投資をすることなく、独自の節水装置を蛇口の先に取り付けるだけで、高いコスト削減効果を実現できるのが特徴だ。

 節水装置は「使用感を変えずに、いかに流量を抑えられるか」を追究して開発。一定流量で吐水を安定させる定流量弁(特許取得)と、エアーを混入させて水量や勢いの物足りなさをカバーする泡沫装置が大きな節水効果を生む秘密だ。定流量弁の水量設定は10段階。現場のニーズに応じてきめ細かく調整できる。

「例えば、売上高100億円、利益1億円のスーパーマーケットが当社の節水システムを導入すると、水道代を1年で2000万円程度削減でき、20%程度の利益増が期待できます」(アクアリンク営業統括本部・日中恒介ゼネラルマネージャー)

 導入企業の設備投資は「節水装置代(1蛇口当たり1万5000円×設置個数)とフィールドサポート代(1店舗当たり月額数千円)」。通常、1年以内にほぼ回収できるという。