エンジニア集団から水関連コンサルティングファームへ
設計技術とコンサル力を磨き
国内外の上下水道事業を支援する

資格取得への取り組みが
企業風土として根付く

ガラス張りの社長室の壁一面には、菅社長が全国の事務所を訪問し社員と意見交換
を行った写真が掲載されている。2019年度は計35回で410人と対話を実施した。
社員一人一人が経営トップに直接発言できる環境をつくり、経営改善に努めている

「社員個人としての目標は“豊富な知識と経験を有するコンサルタントを目指す”こと。資格取得への取り組みは企業風土として根付いています。もちろん、国家資格の取得を支援する各種育成制度も設けています。最近では、ビジネス環境を取り巻くあらゆる分野で複雑さを増し、将来の予測が困難な『VUCAの時代』【“Volatility（変動性）”“Uncertainty（不確実性）”“Complexity（複雑性）”“Ambiguity（曖昧性）”の頭文字を取った】の到来に対する適応力を高める意識付けも始めています。さらに、先輩社員が後輩社員の成長をサポートするメンター制度や情報共有ツールなどを活用し、経験が浅くても組織的な支援により効率的に自らスキルアップを図っていくことができる社内環境を『OECワーキングスタイル』として定着させていきたいと考えています」（菅社長）

　こうした人材を武器に7期連続して安定した水準の黒字を達成しているオリジナル設計。モバイルワーク環境や在宅勤務制度の整備、フリーアドレス制の導入などによる「働き方改革」も社員のモチベーションアップや生産性向上に寄与している。