オフィス内でデバイスを使うだけなら、その管理は比較的容易だ。閉じたネットワーク環境の中だけで業務システムを使えるようにする設定も可能だ。一方、テレワークを実現するためには、より細かなデバイス管理が求められる。それを実現するのが「CLOMO MDM」である。紛失・盗難対策だけでなく、アプリケーションや機能を制限することもできる(図1)。同社営業部アカウントマネージャーの川村 豪氏はこう説明する。
「例えば、カメラやUSBなどの機能を制限する、あるいはあらかじめ指定したWi-Fi環境のみに接続できるといった設定も可能です。また、最近は運用管理を支援する機能が注目されています。どんな種類のデバイスを誰が使っていて、それぞれどのOS、アプリケーションが入っているかを可視化し、一元管理することができます」
操作しやすい画面で
デバイスを一元管理
一時期、ウェブ会議ツール「Zoom」のセキュリティー上の問題が話題になったが、企業の管理者は、各デバイスに入っているZoomのバージョン確認に追われたはずだ。ある程度の規模の企業では、一つ一つのデバイスの状態を確認するのは難しいだろう。同じことは、企業独自のものを含む他のアプリケーションでも起こり得る。
「『CLOMO MDM』を導入していれば、管理画面でデバイスごとのアプリケーションを、バージョンを含めて見ることができます。同時に、管理者側でバージョンアップなどの操作をすることも可能。『ユーザーごとに異なるバージョンを使っている』といった問題は解消されます」(川村氏)