エンゲージメントの向上で競争を勝ち抜くためには
――エンゲージメントの向上のために、具体的なヒントは何かありますか?
広瀬 当社の提供するサービスに「MotifyHR」という人材開発プラットフォームがあります。人材開発、エンゲージメント、オンボーディング、1on1ミーティング(上司と部下との1対1の定期的ミーティング)などの機能が集約されたサービスです。
ある大手企業では新入社員の精神的ケアに用いていますし、人材派遣会社では、派遣先で孤独になりがちな従業員のコミュニケーションのサポートツールとしても成果を上げています。
また仕事の場面ばかりではなく、従業員の誕生日を全員で祝うというような使い方もできます。日常的なさまざまな施策が、エンゲージメントの向上につながります。
エンゲージメントと生産性の向上を実現する人材開発プラットフォーム「MotifyHR」のエンゲージメント機能では、社員の「働きがい」や「エンゲージメント」を「会社全体」「部署単位」「個人単位」など、さまざまな単位でグルーピングして可視化できる(画像は一例です)
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――日本の企業でもエンゲージメントは根付くでしょうか?
広瀬 かつて米国のマイクロソフトを訪ねたとき、会社を「キャンパス」と表現していました。創造していく所、という意味ですね。
これからは、いかに創造的に仕事ができるかが大切で、それによって競争を勝ち抜けるかどうかが決まります。そのためにもエンゲージメントを高め、従業員が能力を存分に発揮できる環境をつくる必要があるでしょう。
日本人は新しいものを取り入れることが得意です。形だけでなく、正しく変わり、定着させるために、まずは経営幹部や人事担当者の皆さんがエンゲージメントを理解することが重要だと思います。
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