分譲戸建て住宅供給の国内シェアトップ(※)を誇る飯田グループホールディングスは、以前から人々が幸せに暮らせる安全で高品質の住宅を提供することに力を入れてきた。今、環境負荷低減にも寄与する、さらなる住環境整備を目指し、豊かな社会づくりへの道を歩んでいる。
西河洋一
代表取締役社長
飯田グループは、年間4万6000戸以上の戸建て住宅を供給している。「誰もがあたり前に家を買える、そんな社会にしたい」というスローガンの下、この50年の間に、分譲戸建て住宅の国内シェア30%(※)を獲得するまでに成長した。その特徴は、選び抜いた好立地に、高品質の住宅を、手が届く価格で供給することにある。
「住宅は、人生で一番高い買い物といわれます。高価でなかなか持ち家を手に入れられない人にも買える住宅を提供したいという思いから、より多くのお客さまに、安心して長く暮らせる品質の家を提供することに注力してきました。市場の評価は、『人が望む家を提供する』ことをシンプルに徹底してやってきた結果だと思います」
そう語るのは、飯田グループホールディングスの西河洋一代表取締役社長だ。
※ 分譲戸建て住宅市場におけるシェア(2019年4月1日~2020年3月31日 住宅産業研究所調べ)
高品質な住宅は環境にも貢献する
安全に長く暮らせる家であることの証しとして、飯田グループでは、住宅性能表示制度に基づく第三者評価機関からの評価取得を、早くから分譲戸建て住宅全棟に義務付けている。耐震性能や建造物の劣化への対策、断熱性や省エネルギー性などについて、最高水準等級の評価を取得し、高品質であることが環境負荷低減に貢献することにもつながっている。
「一つには、木造住宅そのものが環境負荷低減に役立っているという側面があります。樹木は成長し過ぎると二酸化炭素の吸収量が落ちるため、適度に伐採しながら森林を管理する必要があります。生態系を破壊せず、計画的に植樹しながら定期的に伐採して建材に利用することは、実は環境に貢献することにつながっているのです」
飯田グループは住宅性能表示4分野で最高水準の評価取得を義務付け
住宅性能表示制度とは、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」(品確法)に基づく制度。国土交通大臣に登録された「第三者評価機関」が、建物の性能を10分野にわたって検査・評価をする。飯田グループでは「耐震」「劣化対策」「維持管理対策」「温熱環境」において、外部評価による最高水準の等級取得を義務付けている。
*10分野の性能の中には相反するものがあり、全ての等級が高い必要はない。