社会の大転換期にも揺るがないキャリア支援

コロナ禍においても手厚いキャリア支援を継続する立教大学。社会の大きな変革期に求められる人物像とは何か。同大学の佐々木宏キャリアセンター部長と、オービックビジネスコンサルタント(OBC)社長で立教大学校友会長を務める和田成史氏が語り合った。

社会の大転換期にも揺るがないキャリア支援

 「世界全体が今、歴史の大きな転換点にあります。雇用に関しても終身雇用・一括採用だけでなく、一部の企業では専門性が重視されるジョブ型採用も始まり、授業も仕事もオンライン化はさらに進むと考えています。現在学生たちは豊かなキャンパスライフを送れない時期が続いていますが、じっくり学び、将来をしっかりと考えるときだともいえます」

 そう語るのは、キャリアセンター部長を務める佐々木宏教授だ。

 一方、同大学校友会長で「勘定奉行」など基幹業務ソフトで高いシェアを誇るOBCの和田成史社長は、実業の立場からこう語る。 

「コロナ禍以前から、デジタルトランスフォーメーション(DX)の時代といわれ、産業構造に大きな変革が起きています。企業はデータとデジタル技術を活用してビジネスモデルを変革する必要に迫られ、その変化に適応しなければ生き残っていけません。当社でも今年度はオンラインでの採用が中心になりましたが、大きな支障はなく、むしろ学生たちの順応の速さには驚くほどです」

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