VDIと比べて
導入コストを大幅に削減
だが、従来型の仮想デスクトップサービスには大きなネックがある。利用する社員が増えるほど、コストが重くなるのだ。
「サーバー上にデスクトップを置くVDIなどの従来型サービスは、利用者が増加するたびにサーバーを増設しなければなりません。社員の7~8割が在宅勤務する現在のような状況では、相当のコスト負担となるはずです」と語るのは、セキュリティー関連を中心に多彩な法人向けITソリューション・製品を提供するジェイズ・コミュニケーションの中村時彦氏である。
この問題を解決すべく、同社の独自技術で開発した革新的な仮想デスクトップサービスが「RevoWorks Desktop」だ。
最大の特徴は、パソコンの中に「コンテナ」と呼ばれるセキュリティーに守られた“空間”を作り、その中でブラウザやオフィスソフトなどを使えるようにしたことである。サーバー側ではなく、パソコン側にこれらのアプリケーションを置くので、利用者が増えてもサーバーを増設する必要がない。
「利用者が数千人、数万人でも1、2台のサーバーで運用することが可能です。1000人の利用であれば初期コストはVDIの約5分の1で済みます」と中村氏は言う。
コストを最小限に抑えながら、セキュアな環境下でリモートワークを実践できる環境が整えられるのだ。