気になるのは、パソコン側にアプリケーションを置いても本当に安全なのかという点である。
「RevoWorks Desktop」は、「コンテナ」と、それ以外のパソコン上の“空間”が論理的に分離され、「コンテナ」の中のアプリケーションで作成・保存したファイルは、パソコンが社内サーバーと接続していない状態では内容が「無意味化」されるという同社独自の技術によって守られる。
仮にパソコンやファイルが盗まれても、社内サーバーにつないでファイルを復元しないと使えないので、パソコン側に置いても全く問題ないのだ。また、コンテナの中で作成した資料などのファイルは、無害化やサンドボックスチェックといったセキュリティ対策を施さないとパソコン側にコピーできない仕組みを持っているのも大きな特徴だ。
ジェイズ・コミュニケーションは、この技術を使ってパソコン側でブラウザやオフィスソフトなどを利用する「RevoWorks Browser」(レボワークス・ブラウザ)という仮想ブラウザも提供しており、金融機関などで大規模な導入が進んでいる。
高度なセキュリティー技術で定評のある同社のソリューションは、これまでも全国の自治体や金融機関などでの採用実績から「RevoWorks Desktop」の安全性にも大きな信頼が寄せられているという。
セキュアな状態のまま
生産性を上げる
中村氏は、「『RevoWorks Browser』はブラウザやオフィスソフトなど特定のアプリケーションだけに対応したものですが、その進化系である『RevoWorks Desktop』は、非定型業務を含む多彩な業務アプリケーションが利用できるように設計されています。しかも、ハイパフォーマンスな作業が要求されるアプリケーションも、セキュアな状態下で軽快に使い勝手よく動きます」と語る。
サーバー側にアプリケーションを置いて動かすと、ネットワークの影響などで動作が遅くなることもあるが、パソコン側に置くことで、より動きが速くなり、作業効率や生産性も上がるのである。
圧倒的なコストの低さや抜群のセキュリティーに加え、生産性の向上までもたらすという点で、「RevoWorks Desktop」は、これまでの仮想デスクトップサービスを上回る革新的なサービスだといえるだろう。
中村氏は、「これからも、リモートワークでもセキュリティーを担保しながら生産性を上げていくソリューションを提供し続けていきますので、ぜひご期待ください」と語った。
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