目指すのは
「顧客共創ビジネスの創出」
外部データの活用でネックとなるのは、データの正確性や信憑性をどう担保するかということだ。多種多様な企業のシステム構築・運用、データ活用を支援してきたSCSKは、業種特有の専門知識や慣行などさまざまなドメイン知識を蓄積している。そうした知見に基づいてデータの確かさを担保しつつ、社内外のデータを融合し、そこから価値あるインサイトを導き出すのをサポートできる強みがある。
このほか、他社のデータを利用することで発生しうるデータ所有権侵害を回避するため、CXデータプラットフォームでは、データそのものは保有せず、データの所在、特性、関連性などのメタデータをカタログ情報として収集し、適切なアクセス権限管理の下で提供する仕組みを検討している。
SCSKが、CXデータプラットフォームの提供を通じて目指しているのは、「顧客共創ビジネスの創出」である。
「たとえば、金融機関と家具メーカー、保険会社とカーナビゲーションシステムのメーカーなど、異なる業種が情報を相互に活用し合うことで、顧客の興味や行動パターンを、より多面的に分析できるようになります。データを相互活用する企業同士の協業によって、新たなビジネスモデルを創出するチャンスも広がるはずです」(蔦谷氏)
SCSKは、これまでもクライアント企業との一対一の関係の中で、データの信頼性を高めたり、データ活用を支援したりする活動を行ってきた。今後は複数の企業がデータを共有し、新たな価値を共創していくためのカタリストの役割を果たすことにより、CX経営の高度化を支援していく方針だ。
●問い合わせ先
SCSK株式会社
〒135-8110 東京都江東区豊洲3-2-20 豊洲フロント
https://www.scsk.jp/ [PrimeTiaas]https://www.scsk.jp/sp/primetiaas/
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