東京ポートシティ竹芝
自走式サービスロボットが
稼働する最先端スマートビル
「ビル管理でのサービスロボット導入は必然」と語るのは、今年9月に開業した大規模複合施設「東京ポートシティ竹芝」(東京都港区)のビルマネジメントに携わる東急不動産の森智章氏だ。東京ポートシティ竹芝は、地上40階、地下2階のオフィスタワーと隣接する18階建てのレジデンスタワーから成る街区。JR山手線の浜松町駅、新交通ゆりかもめの竹芝駅から近く、すぐそばに東京湾を望むエリアでの新たな街づくりの中核施設である。
森氏は、これまで幾つも複合施設の管理を担当してきた中で、ビルの清掃員と警備員の確保が年々難しくなっていく状況を見てきた。少子超高齢化で人口が減っていくと予測される中、いかにして快適な環境を整備し、サービスを提供するかという課題に、ロボットやAIの活用は欠かせないという。
そのため、三菱電機のロボット移動支援サービスをいち早く導入し、現在、SEQSENSE社の警備ロボットの「SQ-2」が6階以下の下層階を巡回している。
「自走式サービスロボットとエレベーターとの連携は、実に効率的です。フロアごとにロボットを配置するか、別フロアに移動させるために人手を必要とすることにかかるコストが不要で、自走式のメリットを最大限生かすことができます。今後さまざまなサービスロボットを導入していく上でも、メーカーを問わないシステムの汎用性の高さが導入の決め手になりました」
東京ポートシティ竹芝では、これからのスマートビルの環境整備と効率的な運用に向け、先端技術を活用したさまざまな実証実験が行われている。サービスロボットの運用を含め、スマートビルの新たなスタンダードが生まれる施設に違いない。
●問い合わせ先
三菱電機株式会社 ビル事業部
TEL:03-3218-4917
製品サイト:「スマートシティ・ビルソリューション」
URL : https://www.MitsubishiElectric.co.jp/smartbuilding
三菱電機株式会社 ビル事業部
TEL:03-3218-4917
製品サイト:「スマートシティ・ビルソリューション」
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