本社を移転して倉庫を拡大、
取扱商品を増やす
左)本社を2020年10月に移転。新社屋は東京・日本橋馬喰町の伝統的な問屋街に立地する
右)新社屋の1階には、携帯端末の販売・買い取り・修理などを行うコーナーも
右)新社屋の1階には、携帯端末の販売・買い取り・修理などを行うコーナーも
今年10月には本社を東京・日本橋馬喰町に移転し、倉庫のスペースを1.5倍に拡大した。在庫数の増加への対応と、事業拡大のため人材を確保する必要があったからだ。
事業の拡大とともに人材も増強、女性社員も多い
「新型コロナウイルスの感染拡大で、リアル店舗の売り上げが軒並み厳しくなっています。いざネット販売に移行しようと思っても、在庫を処分できないという事情を抱えた流通業者は多いのです。現在、日本国内における法人の流動資産廃棄損は、年間22兆円に上るといわれています。正常在庫、不良在庫を問わず、在庫を抱えて苦しんでいる企業は多い。当社は国内外を問わずに世界の市場にアクセスできるので、市場規模は無限ともいえます。当社の強みは、ゲームの在庫マッチングで培ったノウハウを他領域へ容易に拡大できること。今後も取扱商品を増やしながら、在庫の流動化で、各業界の健全な発展をサポートしていきたいと考えています」
「ピカプロDX」1本30ml、携帯端末1面当たり3度塗りが約0.3mlの使用量なので、1本でおおむね100回分になる。SIAA(抗菌製品技術協議会)に申請中
そう力強く語る町田社長。具体的な目標は100億円企業へのチャレンジだ。
抗菌作用のある液状コーディング剤で
スマホもパネルもキレイに除菌
そのマッチングワールドが今、新事業として力を入れているのが、「ピカプロDX(デラックス)」の販売だ。
例えばスマートフォンの液晶画面を保護するためには、一般的に、保護(液晶)シートを使用するケースが多いが、保護シートは剥がれたり、隙間に汚れがたまったり、しわが入るなどのデメリットがある。「ピカプロDX」は液状コーティングであるため、液晶画面や塗装面の曲面までしっかりと守ることができる。しかも有害物質を使用せず、安全性にこだわった溶剤であるため、刺激臭もなく、施工時に特別な器具で体を守る必要がない。簡単な施工で、自然に美しい仕上がりになるのだ。