4人の女性総合職が語る「阪和の人の育て方」
阪和興業の女性社員はどのような思いで仕事をしているのか。4人の総合職に聞いた。
大塚浩子氏は、1995年に一般職として入社したが、2010年に総合職に転じ、現在は管理職(課長)を務めている。「この会社で自分はどのように役立てるのか。総合職で入った同期の活躍を見て私には無理だなと思っていました」と言う。しかし、上司は、「徐々にステップアップすればよい」と道を開いてくれた。「会社全体に人を見守る雰囲気があり、そうした社風の中で育った私は、マネジャーとして課員を尊重しながら後輩を見守っていきたい」と語る。
入社8年目で取引先の与信調査を担当する東條彩乃氏は、すでに2度の産休を取り、19年春に2度目の復帰となった。「復帰後は元の部署に戻すと言われ、安心して子育てに専念できました」と語る。「与信は、取引事故を未然に防ぐ、いわばマイナスをゼロにする仕事ですが、知識をもっと増やし、営業社員へのアドバイスなど、より戦略的な業務にしたい。子育てで時間の捻出には苦労しますが、会社が背中を押してくれる今の流れを継続させていきたい」。
19年入社の清水香氏は、厚板の営業担当だ。取引先には中小の鉄工所や卸が多く、「そこか」を実践する立場にある。「お取引先はすぐにでも持ってきてほしい、という状態でスピード勝負の世界です。当初は戸惑いの連続で、今も目の前の仕事を片付けるのに目いっぱい」と笑う。その上で、「まだまだ女性が少ない事業分野ですが、それをチャンスと捉え、とにかく諦めずにトライしています」としっかりとした軸を見せる。
20年春入社の吉田日菜子氏は、木質ペレットやヤシ殻を活用した新エネルギーを開拓する部署に配属になった。「阪和興業は、社員に大きな裁量を与え、自分の考えが生かせる会社だと思いました。また、面接では非常にフランクな社風であるとも感じました」と入社の動機を語る。新エネルギー事業は、阪和興業にとっても新たなチャレンジの一つだ。「私たちが取り組んでいるのは日本初のものであり、自分たちが担った仕事が日本に貢献でき、かつ功績として記録されるのは商社というビジネスの最高の醍醐味だと思います」と目を輝かせる。
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