顧客の経営・業務課題を解決するため、独自のAI技術を活用したイノベーション事業に注力するサインポスト。2019年度から、同社が開発した無人AIレジや無人決済システムの採用も相次いでおり、省人化ソリューションの先頭に立とうとしている。
金融機関向けのコンサルティング事業・ソリューション事業で、安定的に成長しているサインポスト。もう一つの事業の柱が、独自のAI技術を応用したイノベーション事業だ。
サインポスト
蒲原 寧(かんばらやすし) 代表取締役社長
蒲原 寧(かんばらやすし) 代表取締役社長
そのイノベーション事業の中心となる製品が、設置型AI搭載レジ「ワンダーレジ」。画像認識技術を搭載し、外装は環境へ配慮した100%紙素材で、多彩な決済手段に対応できるのが特徴だ。もう一つがレジ無しスルー型「スーパーワンダー」。ウオークスルー型店舗設計で、独自開発の画像認識技術や「カメラセンシング技術」を活用、事前の会員登録や専用アプリのインストールが不要で、誰でも気軽に利用できる。
「イノベーション事業では、お客さまのご要望を直接お伺いしながら、時代のニーズを先取りし、お客さまと社会の課題解決に資する製品を送り出すことを目指しています。今、日本の生産年齢人口は減少の一途で、これをカバーする手段の確立は喫緊の課題。セルフレジ市場は今後大幅に拡大する余地のある成長市場で、コロナ禍による社会情勢の変化もその拡大を後押ししています」
そう語るのは、サインポストの蒲原寧社長だ。