一方の「スーパーワンダー」においては、2019年7月にJR東日本スタートアップとの合弁で「TOUCH TO GO(TTG)」を設立し、20年3月にJR・高輪ゲートウェイ駅に無人決済店舗「TOUCH TO GO」をオープン、10月にはJR・目白駅に小型無人決済スーパー「KINOKUNIYA Sutto(スット)目白店」にも導入された。従業員の生産性向上や採用コストの低減などの経費削減効果に加えて、魅力的なカスタマーエクスペリエンスやピーク時の回転率向上による売り上げアップを企図し開発してきた。
「お客さまの声が新製品開発の原動力」
サインポスト
冨澤一憲 執行役員
イノベーション事業統轄
冨澤一憲 執行役員
イノベーション事業統轄
同社ではこれらに加え、顧客からの声をもとに低価格のタブレット型セルフレジを開発中だ。イノベーション事業統轄の冨澤一憲執行役員は、新製品開発の狙いをこう語る。
「このレジは、タブレットPC、バーコードリーダー、レシートプリンター、決済端末の簡素な構成で、店舗に大きな手を加えることなく導入が可能です。初期費用が不要で、ランニングコストも低廉なため、運営効率化を検討している小規模な店舗からチェーン展開している事業者さままで、幅広くご活用いただけます。『セルフレジ導入で営業時間を延長したい』『より非接触なセルフレジを探している』など、さまざまなお問い合わせが増えています。こうしたお客さまの声こそが、われわれの原動力となりますので、ぜひお気軽にお問い合わせをいただきたいと考えています」