高下 蓄電池は、非常時に備えておくという意味もありますが、じつは平時に使うことで電力自給率を高めることができるのです。例えば、PVで発電した余剰電力を蓄電池に貯めておき、それを電力需要が高まる日中に使えば、住宅内の電力使用のピークカットが可能になります。

 いうなれば、蓄電池は各家庭が電力の生産者となるためのインフラであり、当社のスマートハイムは、電力会社から電気を極力購入しない、「エネルギー自立型住宅」を目指しているのです。

政井 HEMSは、その電力の効果的な使い方をサポートするシステムなのですね。

高下 その通りです。HEMS「スマートハイム・ナビ」は、自宅の電力使用状況をわかりやすく“見える化”することで、節電や省エネへの意識を自然とアップさせます。さらにご家庭ごとの省エネ達成度や、具体的な省エネの方法を個別にお知らせするコンサルティング機能も充実させています。

 これらの実践的なアドバイスは、契約ベースで1万棟に及ぶスマートハウスなど、豊富なデータ蓄積があるからこそできるサービスだと自負しています。

セキスイハイムはソーラー住宅建設棟数において「ギネス世界記録TM」に認定された。2011年12月末の建設実績は10万5885棟
ギネス世界記録TM認定日:2012年2月3日(2011年12月末の建設実績:105,885棟) ギネス世界記録TM/ギネスワールドレコーズTMはギネスワールドレコーズリミテッドの商標登録です。

 

新築住宅のすべてが
スマートハウス標準仕様

政井 御社では今、新築住宅は、基本的にスマートハウス標準仕様(3点セット)だそうですね(※2)。ずいぶん思い切った販売方法だと思うのですが。

※2 一部地域を除く