持続可能な未来へ向け
「エアバスA350」を最も多く所有
カタール航空では従来から、燃料効率のよい双発機への戦略的な投資を行ってきた。燃料消費量の少ない最新の航空機「エアバスA350」「ボーイング787」などで、特に前者に関しては業界で最も多く(52機)保有している。
同機は従来型の「エアバスA380」と比べてCO2排出量が格段に少ないなど、環境面や経済面に優れた機材であり、今回のような危機的状況下における柔軟な運航にも適している。
「当社では、持続可能性や環境への責任をビジネスの重要な鍵として捉えており、従来から戦略的に燃料消費量の少ない最新の航空機を積極的に導入してきました。特にパンデミック下では、通常より需要が少ない旅客数に合わせて『A350』を積極的に運航し、安定したフライトスケジュールを提供しています。今後、需要が適切なレベルに戻るまで、『A380』の運航を再開することはありません」(アンティノーリCCO)
持続可能性への取り組みは、機内食でも実施している。19年10月にエコノミークラスの機内食を刷新してグレードアップ、使い捨てのプラスチックを減少させるため、リサイクルや分解が可能な製品をより多く取り入れるようにした。また個包装のバターの無駄を減らすため、特別な製法でつくられるオイルを使用したロールパンを提供している。
19年6月には、乗客の満足度調査によって選ばれるスカイトラックス社「2019年ワールド・エアライン・アワード」で、史上初の快挙となる5度目の総合評価世界1位を獲得。「今後もさらなる飛躍を目指し、ワールドクラスのプロダクトおよび最上級のサービスを提供し続けていきたい」と語るアンティノーリCCO。パンデミックという未曾有の危機的状況の中で、その真価と実力が発揮されている。
コロナ禍の世界需要に最適な
最新鋭航空機で運航しています
カタール航空では環境面への取り組みを積極的に行っております。当社統計によりますと当社A350型機は(一部路線において)、A380型機と比較して1飛行時間毎のCO2排出量が20トンも少ないことが分かりました。こうしたことよりA350機は、環境面、経済面においても現状の世界需要に最適な最新鋭航空機の一つといえるでしょう。また当社では、旅に伴うカーボンオフセットをお客さまにご支援いただくプログラムをご提供しております。環境に優しく、より充実したよいご旅行をお楽しみいただけると確信しております。