2020年は日本企業の「DX元年」だった～日本企業が成長できるDXとは？～

COVID-19流行下においてもDXを加速させるKDDIの取り組み

　KDDIはDXによる社会課題解決を目指し、大企業からベンチャー企業までさまざまな業界・業種の企業とオープンイノベーションに取り組んできた。先に紹介した通り、2020年8月に次世代社会構想「KDDI Accelerate 5.0」を策定した。その中心を担うのが「虎ノ門トライアングル」だ。「KDDI法人営業部門 虎ノ門新拠点」「KDDI DIGITAL GATE」「KDDI research atelier」の3拠点で、お客さまのDX推進を支援する。

KDDIは、「KDDI DIGITAL GATE」がある虎ノ門に、研究開発部門と法人営業部門も集め、顧客のDX推進を支援する拠点「虎ノ門トライアングル」を形成している。

　KDDI法人営業部門 虎ノ門新拠点が狙うのは、顕在化している企業の喫緊の課題を解決すること。信頼性の高いネットワークや、AI・IoTなどKDDIグループのアセットを活用し、企業のビジネス変革の推進拠点となることを目指している。KDDI DIGITAL GATEは、潜在的な課題を発見し新しいビジネスを創造する手助けを行う。デザイン思考とアジャイル企画開発のアプローチで、企業のデジタル変革を実現するDX時代のビジネス開発拠点となっている。そしてKDDI research atelierは、2030年を見据えた生活者や社会の長期的課題を解決していく拠点である。一人一人に最適化された未来社会を目差し、その提案や実現をパートナーと共に進める共創の場となることを狙っている。

　KDDIは働き方DXから新規ビジネス創出、ニューノーマル時代のライフスタイル提案まで、幅広い領域で顧客企業とともにDXを進めていく。この取り組みはCOVID-19流行下においても停滞することはない。むしろ、支援プロセスのオンライン化にいち早く取り組むなど進化を続けながら、KDDIは顧客企業のDXを加速させているのだ。