マーケティングファームという新しい形で、需要と供給に徹底的に寄り添う

ARETECO HOLDINGS(以下、アレテコ)は、独自のアーキテクチャーとフレームワークを駆使して、企業のマーケティング戦略を企画・支援する。体系的なマーケティング教育カリキュラムを確立し、日本のマーケターを増やすこともミッションに掲げている。

──アレテコが考えるマーケティングとはどのようなものでしょうか?

マーケティングファームという新しい形で、需要と供給に徹底的に寄り添う高木健作
ARETECO HOLDINGS
代表取締役
たかぎ・けんさく■1988年生まれ。大阪大学経済学部在学中より、これまで10社以上の起業を経験。2019年ARETECO HOLDINGSの代表取締役に就任。マーケティングファーム構想を旗頭に事業を展開し、若手マーケターの育成にも力を注ぐ。

高木 マーケティングファームとして優れたマーケターを育成し、マーケティングの価値を世の中に提供していきたいと考えています。具体的な事業としては、クライアントに対してマーケティング戦略を企画・支援すること、マーケティングの力を使って自分たちでビジネスを創り出すことに取り組んでいます。

 マーケティングができるということは、すなわちビジネスをつくれるということ。その意味で、アレテコは起業家集団だと考えています。

──商品のコンセプトづくりから参画するのが特徴ですね。

高木 私たちのクライアントに対するマーケティング支援は、単なる集客やブランディングのための広告クリエーティブではありません。商品のコンセプトづくりから販売などのコミュニケーション戦略までを一貫して、パートナーとして一緒に事業をつくっていきます。

 成果報酬モデルを採用しており、自らのリスクで広告費や製作費を出すのも大きな特徴です。

 私たちは、需要と供給をつなぐことがマーケティングだと定義し、そのためにユーザーが何を欲しがっているかを明確にしていきます。例えば現在、メンズ化粧品ブランドの支援を行っていますが、商品は「肌の悩みを解決できる」から売れるわけではありません。悩みを解決できた上で、「お金を払ってまで手に入れたい」と思う商品であること。私たちは、この差異をきちんと把握することを大切にしています。

 良い“製品”を作れる会社は多いけれど、コンセプトやその見せ方を含め、本当に消費者に求められる“商品”を作れる会社は少ない、というのが実感です。同じ製品でも商品へのコンバートの仕方で売れ行きは大きく変わるのです。

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