共通のマスターデータを基に、社内の各部門が効率的に業務を進める。それをサポートするのが楽楽販売なのだ(図2)。

図2 楽楽販売の活用イメージ

顧客、商材、取引先などの共通マスターデータを各部門が参照しながら業務を実行するので、複数部門間で情報を受け渡しながら円滑に業務を進めることができる。自社業務に合わせたカスタマイズも容易だ
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プログラミングなしで
容易に導入が可能

 広告会社A社の導入事例がある。A社は顧客に対して、毎月定額の請求とクリック数に応じた従量課金という2種類の請求を行っている。以前は契約管理のデータベースがなく、複雑なエクセルで運用していたため業務が属人化していた。楽楽販売の導入後、こうした課題は解消されたという。

「例えば、契約変更の場合、楽楽販売の上で申請から承認までのワークフローを流し、正式な契約として現状契約を管理するデータベースに反映させるようにしました。同時に、別システムで管理する従量課金データを、CSVで楽楽販売に取り込んで請求額を自動的に算出しています」と村上氏。こうして、A社は業務の効率と品質を向上させたという。

 ラクス自身もまた、楽楽販売を社内で活用している。

「営業の案件管理や見積もり、受注処理、請求から、導入後のお客さまの稼働/未稼働といったステータス管理なども楽楽販売で行っています。関連部門は楽楽販売を見れば、お客さまとのやりとりや見積書、請求書などの履歴をすぐに参照することができます」(村上氏)

 先に紹介したA社はデータ連携のためにCSVを使っているが、ラクスはAPIオプションも用意している。楽楽販売のAPI、外部システムのAPI、いずれを用いてもデータ連携が可能だ。APIにより、リアルタイムにデータを活用して、業務の一層のレベルアップを図ることができる。

 また、ノンプログラミングで自社にマッチした業務プロセスを構築できるのも楽楽販売の特徴の一つ。「お客さまの9割ほどは、IT部門以外の方が主体になって導入をしています」と村上氏。ITの専門知識がなくても、システムをカスタマイズし運用することができる。もちろん、こうしたプロセスをラクスは強力にサポートしている。

「楽楽販売を売上管理の基幹システムとして活用しているお客さまも多いです。データベースとしての汎用性があるので、管理したい情報を柔軟に取り込み活用することができます」と村上氏は言う。

 ビジネスの成長、あるいは変化をキャッチアップし、企業活動そのものに伴走する楽楽販売。多くの顧客の声を反映しつつ今後も進化を続ける。

●問い合わせ先
株式会社ラクス
楽楽販売担当
TEL:03-5369-4845
Mail:rakurakuhanbai@rakus.co.jp
URL:https://www.rakurakuhanbai.jp