アクア製品も
FC加盟の決め手に

 ボーテチェーンでは、業務用洗濯機の国内シェア最大級のアクアの製品やソリューションを数多く採用している。早川オーナーにとって、先進的な機能を次々と開発しているアクアの洗濯機・乾燥機が設置できることも、FC加盟の大きな後押しとなった。

「例えば、先にドラム洗浄を行ってから自分の洗濯物を入れられるとか、乾燥機のドラムを空の状態で15秒間運転させて、残っていたほこりや小さなごみを取り除く『ドラムリフレッシュ』機能など、コインランドリー利用者への心配りが利いています」(早川オーナー)

 最近では、アクア独自の機能で羽毛布団もきれいに洗える(コラム参照)など、仕上がりにもとことんこだわっているのが魅力だという。

 取材を終えて、本田氏は「コロナ禍で、いろいろなことに神経質になりがちですが、コインランドリーは、最新の機能やサービスによって、安全・安心を提供してくれていることが分かりました。利用者の気持ちにいかに寄り添えるか、競争を勝ち抜く秘訣は、そこにあるようですね。私も自宅のそばのコインランドリーに行ってみたいと思います」と笑った。

国内トップブランドの信頼
アクアが選ばれる理由

 アクアは、前身である三洋電機の時代、1953年に噴流式電気洗濯機を発売し、銭湯などにコインランドリーの草分けともいえる貸洗濯機場の形成に大きな役割を果たした。大型家電の世界シェアナンバーワン(※)であるHaier(ハイアール)グループの一員になった後も、業務用洗濯機についての技術やノウハウを蓄積し、国内トップクラスの販売台数を誇る。

 

アクア業務用洗濯機事業
本部事業戦略グループ
結城武成ディレクター

「アクアは、家庭用と業務用、両分野の洗濯機・乾燥機を開発製造しています。それぞれの分野で培った技術やノウハウをコンバートし合う相乗効果やHaierグループのグローバルリソース、ネットワークの活用によって、製品の機能や性能を向上させています」と語るのは、業務用洗濯機事業本部事業戦略グループの結城武成ディレクターだ。

 

 そのため、他社に先駆けて、先進的な機能を次々と開発している。昨年には、業務用洗濯機に「羽毛ふとん専用コース」を搭載。独自技術による水流で布団のもみ洗いを効果的に行い、全体をむらなく洗浄し、ふわふわに乾燥させるものだ。

 

 また、新型コロナウイルスの感染拡大で、洗濯による除菌効果への期待が高まっている中、除菌効果が高いオゾン水で洗浄する洗濯機も提供。2021年2月には、洗濯・乾燥することで衣類の抗菌・抗ウイルス加工ができる仕上げ剤も発表した。

 

 結城ディレクターは、「これからも、利用者とコインランドリーオーナーに感動していただけるような、業界をリードする製品作りに取り組んでいきます」と語った。

羽毛布団のふわふわな仕上がりに驚く本田朋子氏

※出所:Euromonitor International Limited; Consumer Appliances 2020ed

●問い合わせ先
アクア株式会社 業務用洗濯機事業本部
〒103-0012 東京都中央区日本橋堀留町1-11-12 JPR日本橋堀留ビル3階
TEL:0120-656-292
https://aqua-biz.net/