企業の状況に合わせて
四つのサービスを展開
同社が提供する「パーチェスワン」では、段階的に四つのサービスを用意している。
一つ目は、課題の見える化と適正な業務設計のための「購買可視化・診断サービス」だ。多くの企業は、間接材の購買を現場の運用に任せていたり、購買業務の仕組み化が遅れているために、実態に即した課題抽出が行えていない傾向にある。同社では、独自のIT技術と知見、ノウハウを生かして、支出データからの現状分析や業務診断を行い、第三者的な視点から購買の課題を可視化する。まずは、課題を明確にすることで、何を解決すべきか、またどの優先順位で行うか、という方向性が決まる。
二つ目は、購買のルールを整備して仕組みを構築する「購買クラウドシステム」。特徴は、操作しやすいユーザーインターフェースを追求している点だ。 「購買システムは業務システムであるため、操作が難しいケースが多いのですが、当社が提供しているシステムは、マニュアルなしで使えます。横断検索ができるカタログ購買機能や、見積購買機能、複数段階承認を可能にするワークフローなどを備えており、各企業のご利用状況と社内体制に応じた設定ができ、内部統制強化にも寄与します」
三つ目は、関連業務をアウトソースして効率化を図る「購買BPOサービス」で、購買業務を熟知した経験豊富なスタッフが、各種購買業務を代行する。型番ベースで見積もり比較がしやすい定番品の購入などはBPO(業務プロセスアウトソーシング)に任せ、仕様が複雑なものは自社で行うなど、業務の一部を委託することも可能だ。
四つ目は、戦略的な購買を実現するための「調達イネーブルメントサービス(商標登録出願中)」。調達業務の高度化を目指して同社が独自に名付けたサービスで、各種見積もりの妥当性を検証したり、査定支援を行うことで、購買組織、戦略強化など根本的な購買基盤強化にアプローチする。また、属人化しがちな間接材購買のノウハウを組織としての情報蓄積とするため、購買人材の育成として取引先との交渉に関するロールプレーイング、交渉シナリオ策定支援などを行う。
同社では、これらのサービスを、企業の要望や課題に合わせて最適に組み合わせて間接材購買の課題解決をサポートする。