エントリーが開発した「シェアジョブ」は、簡単な仕事をスマホ一つで依頼をしたり受けたりすることができるマッチングサイト。シェアリングの発想でライフスタイルを見つめ直し、隙間時間を有効にシェアしようという試みだ。今、都市や地方で活用が広がっている。
エントリー
寺本 潤 代表取締役社長
寺本 潤 代表取締役社長
「シェアジョブ」は、個人が手軽に求人を掲載でき、働きたい個人(ワーカー)が空いている時間に働ける、個人対個人向けのサービスである。サービスを提供するエントリーは、もともと短期の人材派遣業に特化した会社。企業と個人のマッチングを行う「スマジョブ」というサービスがメインの商材だ。
「短期の人材派遣業を展開する中で、少子高齢化が進む日本では、今後個人が個人に仕事を頼む時代になるはずだと実感していました。困った事を解決してくれる働き手を、スマホ一つで探せたら便利に違いない。眠っている労働力を掘り起こし、必要とされる方のお手伝いができたら、隙間時間も有効に活用できると考えたのです」
同社の寺本潤社長は、シェアジョブ開発のきっかけをこう説明する。
シェアジョブは、求人掲載から給与(報酬)の支払いまで、全てインターネット上で完結できて、働き終わったらすぐに支払いを受け取ることができる。時間単位での依頼が可能な上、依頼方法も複数から選べるなど、希望に合わせてリソースやコストの最適化が図れるのが特徴だ。