現場によるデータ分析を促すため
「Prediction One」を推薦
高松 社内のデータ活用を促すため、人材教育にもかなり力を入れておられると聞きました。
小野 データ活用のための“共通言語”を理解できる社員を増やし、一人でも多くの社内データサイエンティストを養成するために、「Data Science Plus」(データサイエンス・プラス)という人材育成プログラムを実施しています。入門編、基礎編、応用編の3段階に分かれており、応用編の修了者は数十人、入門編の受講者は既に1000人を超えています。これによって、データサイエンスとはどんなもので、データはいかに活用できるのかという知識は現場にもかなり浸透し、当社がDXを推進する上での大きな土台となっていると思います。
高松 DX推進部の支援によって、データ活用に関する社内の意識はかなり高まっているようですね。AGCでは、部門ごとにデータ分析ツールを導入してビジネス変革に取り組んでおられ、そのツールの一つとして、当社の「Prediction One」をご採用いただいている部門もあります。DX推進部が導入をアドバイスしていると伺いましたが、どのような理由で選んでいただいたのでしょうか。
小野 「Data Science Plus」の実施によって、データ分析の意義や効果に対する認識はかなり浸透してきましたが、実際にツールを使って分析できる人材はまだまだ足りません。
データ分析のためのツールは幾つもありますが、その多くはプロのデータサイエンティストの要求を満たすためにさまざまな機能を盛り込んでおり、あまり知識のない人には難しくて使いこなせないのです。
そのため、これまではDX推進部が各部門からデータ活用の相談を受けると、実際の分析まで請け負うことが多かったのですが、全社的にDX推進の動きが広がった結果、とても請け負い切れない量になってしまいました。そこで、何とか各部門に自分たちでデータ分析をしてもらえる環境を整えたいと考え、それに適したツールはないかと探したところ、「Prediction One」にたどり着いたのです。
高松 「Prediction One」のどのような点に魅力を感じていただいたのでしょうか。
小野 余分な機能をそぎ落とし、専門的な知識がない人材でも簡単に使えるようにシンプルな操作性を実現している点を評価しました。しかも、簡単に使えるだけでなく、予測分析の精度が非常に高く、実用性も十分に満たされていると感じたのが最初の印象です。
高松 おっしゃるように、「Prediction One」は機械学習やプログラミングなどの専門知識がなくても、簡単に予測分析ができるようにシンプルで使いやすいUI(ユーザーインターフェース)を採用しています。エクセルなどの表形式データを取り込むだけで、予測に使うモデルの選択やデータの前処理を行い、自動的に予測結果を出力する仕組みです(下図参照)。
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小野 予測に使うモデルを幾つか選び、その中から最も精度の高いモデルを使って結果を出してくれるのがありがたいですね。使いやすさと予測精度の高さを兼ね備えているというのは、当社のように現場のデータ活用を推進する企業にとっては願ってもないことです。
DX推進部では、各部門からデータ分析ツールに関する相談があると、その目的や部門内の人材のデータサイエンススキルに応じて、高度なツールの活用から、BIツールやエクセルを使った簡単な分析まで、ケース・バイ・ケースで導入をアドバイスしていますが、スキルはあまりないけれどレベルの高い分析をしたいという相談を受けたときは「Prediction One」を勧めることが多いですね。
「1カ月無料体験」ができるので、ひとまず試してみて、使えそうだと思ったら本格導入してはどうかとアドバイスしています。
高松 他のユーザー企業さまでも、1カ月の無料体験で使いやすさや効果を実感してから導入されるケースが多いようですね。おかげさまで、無料体験のお申し込みは1万5000社を超えました。