
荻野嘉彦氏
顧客へのコンサルティングにWMWを活用しているFPの荻野嘉彦氏は、「WMWで現状分析を行い、モデルプランを提案し、顧客の提案内容の理解を容易なものとしています」と話す。
「お客さまは保有資産の個別銘柄を把握していても、どのようなアセットクラスで構成されているか把握できずにいます。複数の金融機関で運用していると、ますます理解できていません。しかしWMWを使うと全ての資産を一元的に管理し、リスクリターンの状況を可視化することができます。そうなることでゴールに向けて何を実行したらいいのかが理解できるようになります」と荻野FP。
また、WMWを使えば、新事業承継税制・組織再編税制の適用の可否、生命保険の活用可能性とその効果をシミュレーションできる。また、わが国の相続の場合、総資産の中で不動産・自社株のような非金融資産の比重が高いため、各相続人への分割が難しいが、相続人の間での「争族」を回避する手段を自動的に提案書の中に表示することが可能だ。

中桐啓貴
代表取締役社長
IFA(資産アドバイザー)でファイナンシャル・アドバイザー協会※の理事長でもあるGAIAの中桐啓貴社長は、金融資産3000万円以上を持つ個人を対象にCAPの生涯資金繰りをデザインする「Design Your Goal」を駆使してゴールベースプランニングを行い、ゴールを明確にした上で資産運用の提案を行っている。「お客さま(夫妻)から退職金や公的年金を基にしたセカンドライフをどのようにデザインすべきかという相談を受けると、まずプロファイリングを行います。夫は現役時代にできなかった旅行がしたい、一方、妻はコミュニティーでできた友人達と過ごす時間を大切にしたい、というように、次第に夫と妻のセカンドライフに持する考えの違いが明らかになってくる。そこで当社では、そうしたお客さまの潜在的な思いまでをも洗い出し、価値観や優先順位の違いを明らかにして擦り合わせる。Design Your Goalを使って顧客の複数のゴールの達成確率を%で表示して見える化し、生涯資金繰りをシミュレーションします。このツールを使うことでお客さまに安心感とセカンドライフに対するワクワク感を創造することができます」と、中桐社長は説明する。
WMWやDesign Your Goalを使うことで、FP・IFA、さらに公認会計士や税理士といった専門家は三つのC(Consultant・Coach・Counselor)の立場で顧客と伴走することができる。「三つのCを具備した専門家とDXツールを駆使したハイブリッド型資産運用」(北山社長)が、人生100年時代・大相続時代の近未来的資産運用サービスになることは間違いない。
※ファイナンシャル・アドバイザー協会(FAA)……顧客への資産形成・運用のアドバイスとその実行支援の双方を提供する長期的なライフパートナーであるファイナンシャル・アドバイザー(FA)が、顧客の立場に立ちアドバイスを行うための支援や、FAの普及促進などを目的として、2020年1月に中桐社長と有志が立ち上げた一般社団法人。
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