「No.1ビジネスサポート」の
6種類の基本サービス
同社がターゲットとしているのは、大企業のように豊富なリソースがない社員数10人未満の小規模企業。OA機器の保守・メンテナンス業務を手掛けている同社では、販売後もサービスマンが定期的に企業のトップとコンタクトを取っており、そうした活動を通して小規模企業の経営者が直面する悩みごとを把握し、課題を解決するメニューを積極的に提供し始めたのだ。
これらのサポート事業は、20年9月から「No.1ビジネスサポート」という名称となり、より深化されている。
顧客ごとにビジネスコンサルタントを配置し、コールセンター機能も強化しながら、「経営相談」「リモートサポート」「データ復旧」「ネットワーク診断/分析」「人的サポート」「Office問い合わせ」という6種の基本サービスを提供する。
定額6000円というリーズナブルな月額課金タイプのサービスも好評で、現在は同社が持つ約1万5000社のアクティブユーザーを中心に契約の獲得を目指している。
「例えばネットワーク診断・分析のサービスでは、事前にお客さまの会社のIT環境を調査して“情報管理リスク診断書”を作成、“PC年齢”を数字で示すなど、お客さまが直感的に分かりやすい判定を行って、潜在的なリスクを掘り起こします。ITの専門家がいない小規模企業では、セキュリティを含めてネットワークが混乱状態で、明日データがクラッシュしてもおかしくない状況が散見されます。転ばぬ先のつえという意味で、小規模企業の経営者の方々に喜ばれるサービスになっています」(辰巳社長)