ダイヤモンド社のビジネス情報サイト

 

子どものいない夫婦は、共働きのケースも多く、それなりに貯金もあるだろう。純金積立でもいいが、多少リスクを取って、金ETFを売買してもいいだろう。

金ETFは、金価格に連動することを目的に運用される投資信託の一種だ。株式市場に上場し、株と同じように売買できる。指値注文はもちろん成行注文も可能。信用取引をすれば、売りから投資を始めることもできる。

また、金地金や金貨の場合には、買値と売値があり、その差額が販売業者の手数料となる。その点、金ETFでは、保有中にかかる信託報酬もごくわずかだし、ネット証券を利用すれば、売買手数料も安く済む。

現在、国内で売買できる金ETFは5本あり、ロンドン取引のドル建ての金価格に連動するものや、国内金価格に連動するものなどがある。最低購入価格もそれぞれ異なるが、数千円から購入できるものもある。取引する際は、価格が下がったときを狙って買い、ドル建て金価格が2000ドルを超えたら売却を考えるといいだろう。

 

シニア世代には、ある程度、まとまった貯蓄があるはず。その一方で、公的年金を除けば、定期的な収入はない。そこで、金投資の王道でもある金地金や金貨を買い、資産の保全を考えるのがいいだろう。どちらの場合も、円高の今、購入することで、将来円安に振れた場合、金価格+為替差益を得ることが期待できる。

また、金地金や金貨の売却で得た所得は、他の所得と合算して総合課税の対象になる。その際、保有期間が5年以内ならば、金の譲渡益とその他の譲渡益の合計額から50万円の特別控除を差し引いた金額が課税の対象となる。保有期間が5年超ならば、前述の金額の2分の1が課税の対象だ。つまり、金の売却で得た利益と、その他の譲渡益との合計額が50万円までなら非課税。余裕資金で地金や金貨を買い、将来、非課税の範囲で売却し、家計の足しにすることも考えられる。

株式投資の経験があれば、金ETFを売買するのもいい。お金に余裕があるからこそ、選択肢もたくさんある。自分に一番合った方法で運用するのがいいだろう。

 

previous page
5

“金”のホントの話
協賛企業

資料請求


広告企画

「広告企画」

⇒バックナンバー一覧