今年、創立40周年を迎えたファミリーマートが顧客サービスをますます強化している。その一つが、FamiPayボーナスやポイントが貯まり、クーポンがもらえて、キャッシュレス決済もできるアプリケーション「ファミペイ」の機能拡充だ。今回はバーコード決済サービスの「FamiPay」と、9月7日から新たに開始した「ファミペイ翌月払い」について、担当者のコメントを交えつつ詳細に紹介する。
900万ダウンロードを突破したファミペイ
2019年7月に提供を開始したアプリ「ファミペイ」は、2021年8月に900万ダウンロードを突破した。「FamiPay」はチャージ式の電子マネーを利用したキャッシュレス決済サービスで、全国約1万6600店舗のファミリーマートにてスマートフォンの画面に表示したバーコードをリーダーで読み取ることで利用できる。また、さまざまなEC(電子商取引)サイトやリアル店舗でもFamiPayを利用できる。
FamiPayのチャージ方法は、①店頭レジで現金にて ②クレジットカード(ファミマTカードのみ)から ③銀行口座から ④コード入力チャージの四つ(②~④はアプリのダウンロード後に設定が必要)。キャッシュレス決済をすることで「FamiPayボーナス」が貯まり、さらにファミペイアプリ上で連携させたdポイント、楽天ポイント、Tポイントのいずれか一つのポイントも同時に貯まる。電子マネーのカードやポイントカードをレジで取り出す必要がなく、スマホ一つで買い物=決済とポイント獲得が完結するので使い勝手がいい。
「ファミペイを利用するとユニークな買い物体験ができます。例えば、21年3月に開始した『ファミマのボトルキープ』。通常税込み100円で販売している『ファミリーマートコレクション』ペットボトル飲料の水とお茶24本分の電子回数券が、FamiPayを利用すると1900円で購入可能です。水やお茶を、日本全国のファミリーマートでいつでもどこでも、手軽にお得に手に入れて飲める、と好評を頂いています」(ファミリーマート 新規事業開発本部 金融事業部長・山中伸哉氏)
キャッシュレス決済ができ、ポイントが貯まり、買い物やサービス利用履歴に応じてさまざまなクーポンももらえるファミペイは、コンビニエンスストアのアプリとpay系アプリのいいとこ取りをした利便性の高いアプリといえるだろう。