第3回:地域社会や企業と積極的に連携し、開かれた学問を追究する

長い歴史と伝統を持つ駒澤大学は外部に開かれた大学でもある。産学連携や地域社会との関わりを通して、学生たちはアントレプレナーシップ(起業家精神)を育てていく。駒澤大学の“今”を紹介する4回連載の第3回目は、経済学部現代応用経済学科のゼミ活動を紹介する。

第3回:地域社会や企業と積極的に連携し、開かれた学問を追究する駒澤大学
経済学部現代応用経済学科
吉田健太郎教授

 駒澤大学経済学部吉田健太郎教授〈博士(経営学)〉の専門は、アントレプレナーシップ論。ゼロベースから事業を起こし、それを成長・発展させていくための組織のマネジメントと戦略を専門領域としている。研究テーマは企業の国際化と地域活性化。その吉田教授がキャンパスで実践しているのが産学連携の教育・研究だ。

 “吉田ゼミ”では、フィールドワーク(現地調査)手法を用いながら、グローバル時代におけるアントレプレナーの経営戦略や組織のマネジメントを学んでいく。

 吉田教授は、「ゼミでは、どこに本質的な問題が隠されているのか、じっくりと時間をかけて掘り下げることを大切にしています。そのため現場主義を徹底し、フィールドワークやプロジェクトを通じて、事実を発見する学びの機会を大切にしています」と説明する。

 ゼミでは、かなり早い段階から企業連携を行い、現実の問題に目を向けるように仕向けている。具体的にはプロジェクト型の産学連携を実施、学生は研究室と現場(企業)と市場を行ったり来たりしながら、イベントや商品開発を通して仮説を検証していく。

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