ダイナースクラブカードを発行する三井住友トラストクラブの野泉和宏・商品統括本部長

世界初のクレジットカードとして1950年に米国で生まれ、60年に日本初のクレジットカードとして発行が始まった「ダイナースクラブ」。名称がカードではなく「クラブ」であることからも分かるように、単なる決済のためのカードではなく、厳しい審査を経て迎えられた会員が多彩で質の高いサービスを享受する“クラブライフ”を楽しむためのステータスカードだ。そのダイナースクラブが発行する「ビジネスカード」が刷新され、サービスをさらに充実させた。中小企業オーナーや個人事業主、医師、弁護士などの士業のようなビジネスプロフェッショナルの活躍をサポートする「ダイナースクラブ ビジネスカード」の実力を見ていこう。

60年の歴史で培った独自の与信ノウハウで
柔軟に利用限度額を設定

ビジネス・プロフェッショナルが持つべきクレジットカードとは?

 2020年12月、ダイナースクラブは60周年という新たな節目に、個人向けカードデザインを刷新した。券面は光沢のあるデザインとなり、表面のエンボス(カード番号や名前などを印字した凸凹)をなくしすっきりとした印象となったが、ダイナースクラブカードが醸し出すステータス感は一層強まった。ニューノーマル(新しい生活様式)対応の一環として、店舗の決済端末にカードをタッチするだけで支払いができる「ダイナースクラブ コンタクトレス(タッチ決済)」という非接触決済機能も搭載した。

 それから1年後の21年12月、ビジネスプロフェッショナルに向けた「ダイナースクラブ ビジネスカード」の券面もエンボスレスの同じデザインに生まれ変わった。もちろん、ダイナースクラブ コンタクトレスも使えるし、ビジネスカードでは珍しい「Apple Pay」にも対応している。

「ダイナースクラブ ビジネスカード」と「ダイナースクラブ ビジネスコンパニオンカード」
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 ダイナースクラブがビジネスカードに力を入れる理由は明快だ。60年前から現在まで、ダイナースクラブカードが持つステータスを誇りに思い、“クラブ”を支え育ててくれた中小企業オーナー、医師、弁護士、大学教授といった社会的地位の高い個人会員や将来性のあるスタートアップ経営者の「ビジネスをサポートする」という願いがあるからである。その願いを形にした一つの例が、柔軟に設定される利用限度額だ。

「ダイナースクラブカードは利用限度額を一律に設定することがなく、ご利用状況やお支払い実績などによって柔軟に設定しています。そのため備品購入費や接待費のような経費の支払いに個人カードを使ったとしてもご不便はないのですが、個人の支払いは個人口座、ビジネスの支払いは法人口座というように公私を分けて透明性を高めたいという要望も多く頂いています。そこで、ダイナースクラブ ビジネスカードを刷新して、ビジネスにより役立つサービスを充実・進化させました」。そう語るのは、ダイナースクラブカードを発行する三井住友トラストクラブの野泉和宏・商品統括本部長である(以下、全てのコメントは野泉氏)。

「ダイナースクラブカードのステータス、
サービスはそのままに、ニューノーマル時代のビジネスを飛躍させる優待・サービスを拡充しました」

 ダイナースクラブの審査は厳しいという声を聞くが、事業を始めたばかりのスタートアップ経営者がビジネスカードの対象に含まれているのはなぜか。

「それは60年もの長い間、社会的地位の高い会員さまにカードを使っていただくことで蓄積してきた独自のノウハウがあり、法人に実績がなくても個人に対する審査によって発行が可能だからです。ダイナースクラブ ビジネスカードをビジネスパートナーとして役立てていただきたい」

 ダイナースクラブの審査を通ったという事実は、社会的信用を得ていることの裏付けになる。例えば、スタートアップ経営者が取引先と会食をした際、ダイナースクラブ ビジネスカードで支払いをすれば、さりげなく自身の信用の高さを示すことができるだろう。ステータスの高いカードを持つことは、信用というお金では買えない価値を身に付けることでもある。