入社2~3年目の新人が
重要なポジションで活躍
同社で働く人材は多様だ。金融会社出身者は約4割であり、その他の業界出身者が多くを占める。新卒採用は3年前から始めており、「特に2~3年目の若手たちは、会社にとって重要なポジションを担っています。金融会社出身者のみで構成されていないことが強みで、伝統的な金融会社の考え方に固執せずにサービス企画などを行えます」(中井社長)。
入社後の研修制度も充実している。入社時研修は40以上のプログラムで構成されており、パソコンスキルからケーススタディーまで幅広く学べる。OJTは、配属先によって大きく異なるが、「今年度新卒で入社し、データ戦略部に配属された社員は、AIを使ったターゲティングモデルの構築がOJTのテーマとなっています」(中井社長)。
さらに、業務を指導する実務指導員、会社生活での悩みをきく直近入社した社員のブラザー・シスター制度に加え、「直属の上司との1on1(1対1の対話)といったon-boarding(継続的なサポートプログラム)施策も充実しているのが特徴です」(中井社長)。
入社時研修、OJTを終えた後は、各階層別に20以上の研修プログラムが成長を支える。内容は、ロジカルライティングやロジカルシンキング、タスクマネジメントといったビジネススキル系に加え、外部と連携したヒューマンスキル研修として、全社員必須のアンガーマネジメントやビジネスコミュニケーション特性を把握する研修がある。今年度からは新卒入社3年目のキャリア研修として、外部と連携したアートビジョン研修を取り入れた。この研修は、実際絵を描き、自身のキャリアを同期と共に考えるユニークな内容となっている。