適材適所の配属とサポートで、社員の能力と成長をバックアップ

日本M&Aセンター

社内のDX化を推進し
情報を宝の山に変えた

適材適所の配属とサポートで、社員の能力と成長をバックアップ日本M&Aセンター
デジタルマーケティング部

藤田 舞 副部長
(東大大学院・工学系研究科卒)

 デジタル統括部データマーケティング部で副部長を務める藤田舞氏は、案件に関する全ての情報を一元管理するデータベースの構築・運用・保守を担う。

 入社は10年4月、ビジネス系総合職として新卒入社した。

「M&Aによって後継者のいない企業を救うという経営トップの明確なメッセージを聞いて、ここで働きたいと思いました」。新卒での配属先は営業企画部。理系出身で数字に強い能力を買われて、2、3年目ごろからデータを扱う仕事が少しずつ増えていった。

 14年1月、社内に顧客状況や商談の進捗状況を一元管理・共有する顧客管理プラットフォーム「Salesforce」が導入されることになり、既存の顧客管理システムと置き換える同社のDX(デジタルトランスフォーメーション)の基幹プロジェクトの一員に起用された。開発に当たってはプログラミングを一切使用しないノーコードで開発する設計を採用。

「プログラム言語の知識がない私のような“システムの素人”でも構築・運用・保守を行うことができるようになり、完全内製化が実現できました。その結果、現場の要望に即応して大量改修ができる体制ができたと思っています」

 藤田氏のチームが磨き上げたSalesforceは短期間で情報の宝庫となり、営業活動の重複の排除、成約までに要する時間の短縮、成約率の向上を実現し、会社の成長とDX化に大きく貢献している。

適材適所の配属とサポートで、社員の能力と成長をバックアップ日本M&Aセンター創業30周年を記念して、11月5日に開催されたオンラインイベント「M&A カンファレンス2021」では、15万件を超える申し込みがあり、大盛況のうちに幕を閉じた

 藤田氏は今、DX推進の成果が評価されて20人規模のチームを率いるリーダーの立場となった。評価に男女の区別はないが、「女性には産休・育休といったライフステージの変化があります。休業後の復職は制度面でも実際の運用面でもしやすい職場ですが、それぞれの事情や希望に配慮して役割を調整しています」と語る。藤田氏は3年先を読んで、現場のニーズの変化に現場自身が即応できるSalesforceの“民主化”に取り組んでいる。

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