作業効率も生産性もアップする
縦にワイドな3:2のディスプレー

 13.9インチの液晶ディスプレイはタッチパネル対応で、3:2のアスペクト比を採用。一般的な16:9のディスプレーに比べて、縦方向の情報をより多く表示できるため、視認性が高く作業効率が良いのが特徴だ。WordやExcel、メールなど縦方向に入力するオフィスソフトはもちろん、ウェブメディアなど縦方向にスクロールして閲覧するサイトなどでは、その真価を実感することになるだろう。

 一般的なノートパソコンの約3倍である3Kの解像度を実現しており、美しく精細な画像はプレゼンなどでのメリットが得られるほか、疲れにくく生産性向上にも寄与する。もちろん、映画を鑑賞するような用途にも適している。

一般的なノートパソコンよりも、縦方向に多くの情報が表示できる
拡大画像

 他社と大きく異なるのがカメラの位置で、ファンクションキーの位置にポップアップするように装備されている。セキュリティー上の懸念やプライバシー保護の観点から、シールやカバーでカメラを隠すことが必要な場合も多い。しかしテレワークが普及した環境では、頻繁に行うウェブ会議のたびにシールやカバーを外すのは面倒だ。このポップアップカメラなら、必要なとき以外は収納しておけるので、無用なものが映される心配から解放される。

必要なとき以外はキーボードに収納できるポップアップカメラ

外部モニターとの連携でもっと便利に

 ファーウェイのノートパソコンのメリットの一つに、同社の端末との連携が容易であることが挙げられる。スマホやタブレットと簡単に接続でき、ファイルのやりとりなどがシームレスに行える。中でもビジネスにおいて、連携のメリットを享受できるのが、外部モニターだ。持ち歩けるノートパソコンをメインマシンとして使用する場合、オフィスや自宅では外部モニターに接続し、より大きな画面で作業するという人も多いだろう。

シンプルでスリムなデザインの外部モニター、MateView。ベゼルを極限まで細くしているため、画像がまるで宙に浮いているかのよう

 ファーウェイのMateViewは、4Kの解像度を実現する、28.2インチのIPSディスプレー。ベゼル幅を6mm(下部は9.3mm)まで細くしているため、サイズの割に画面を広く使えるのがうれしい。USB-Cケーブルで接続したパソコンへの給電が可能。スリムなデザインに加え、電源も一つで済むので、場所を取らずにスッキリした配線で設置できる。

 ディスプレーの性能も高い。デジタルシネマ向けの規格であるDCI-P3を98%カバーしており、より自然で正確な色合いを表現できる。そのため、写真や動画を扱うクリエーティブな用途でも威力を発揮する。ノートパソコンと同様の3:2のアスペクト比は、2画面を同時出力したときに違和感なく使用できるほか、動画編集などの際にタイムラインを広く表示して作業できるというメリットもある。

ファーウェイのノートパソコンと同じ3:2のアスペクト比。ケーブル1本で接続と給電ができるので、デスクをおしゃれにスッキリ使える